就活失敗した俺の話を聞いてくれ

「就活やめるのもありかもしれない」「いや就活やらないなんて終わってんだろ」人それぞれ思うことはあるかもしれない。その「思う」という行為をさせることができれば、自分としては書いてよかったと思える。

過ぎ去る時間の速さと吐き気

祖父が亡くなった。それからは慌ただしい日が続いた。

 

お通夜、葬式を執り行い、火葬、あっという間に物事が進んでいく。

 

現在、祖父は骨壷として家に置かれている。祖父の死を現実として受け入れられたのか、あるいは受け入れられていないのか、自分でもよくわかっていない。

 

今はあまり他のことを考えられない。自分のことで手一杯だ。

 

今後どうしていくのか、そればかりが頭の中でぐるぐるしている。抜け出せなさそうな、そんな気がする。

 

自分は友人とおもしろいことをやって、お金を稼ぎたい、そういう目標はある。でも結果も出ていないし、説得力がない。

 

甘い。と言われたら反論できない。その情けなさにがっかりする。

 

それでも自分はこのチャンスを逃したくないと思う。

 

ここには就活をしたくないという気持ちもあって、それでまた甘いと言われるんだろうけど、正直やっていられない。吐き気しかない。なぜ自分の苦手なフィールドで戦わなきゃいけないんだろう? 一度負けて、その後戦い方が未だにわからないのにどうしてまた戦わなきゃいけないんだろう?

 

自分が戦いやすそうなフィールドが世間とズレているというだけで、そこに進めないのはなぜなんだろう?

 

とはいえ自分も悪いんだと思う。早く結果を出そうとしなかった。説得力がなかった。言うほどちゃんとやっているのか。

 

でも、そうは言っても、その方向でやっていきたい。

 

この前、圧迫っぽい面接を受けた。ガチャガチャ言われた。「あなたのことを思って言っているんですよ」みたいな姿勢だったけど、いらない。

 

今あったばかりのあなたに、一体私の何がわかるんだろう? その決まり切った書式の履歴書、前回の面接シートをまじまじと見ただけで私を理解した気にならないでほしい。

 

その面接以来、吐き気が続く。

 

 

時間が進むのが早い。もうそろそろ祖父の四十九日。

 

祖父は最期に「頼んだぞ」と言った。「何を?」と聞き返したら、「いろいろと」と返ってきた。

 

申し訳ないが具体的に言ってもらわないとわからない。でもおそらく、今日に至るまで、その「いろいろと」に含まれる要素のうち、何一つ自分はしっかりできていないんだと思う。

 

すまない。

 

だが、まあこんなことで潰れたくない。そんなのむかつくから。